普段の生活の中で、骨盤を閉める方向へ力を伝える動きをする事が基本となります。
産後一ヶ月くらいまでは無理をせず、腰部にベルトや帯を巻き恥骨結合部が離れないようにします。
ベルトの締め付ける力が恥骨の方向に向くように
腰骨と太ももの外側にグリグリと触れる骨『大転子』の間に巻くようにします。
腰骨の部分に巻いてしまうと、骨盤の底部を開く力が加わってしまい逆効果になります。
この時期には、あまり捻るような動作を行うと恥骨の位置がずれる場合もありますので、
そういった動作はまだ避けるようにして、
伸びてしまった骨盤底や腹筋群などを徐々に引き締めるエクササイズをするようにします。
通常であれば、なんてことのないひねり動作でも、恥骨が緩んだ状態では骨盤全体が大きく歪みます。
姿勢のアンバランスがある方はこの時期は特に気をつけてください。
だっこはおかあさんと赤ちゃんの大切なコミニュケーションの時間です。
だっこをしながらでも忙しいおかあさんはいろいろな作業をしなければいけません。
様々な動作ではやはり利き手を使います。たとえば右利きであれば、左腕で赤ちゃんをだっこすることが多いはずです。すると常に左側に重心がかかりますので、徐々に骨盤のねじれを作ります。
骨盤で8の字を描くように前後左右にに小さくゆらゆらと揺れて、重心の移動を繰り返してください。これによって骨盤のねじれを緩和させることができます。赤ちゃんにもお母さんにも心地よく揺れてくださいね。
色々な育児の作業動作の中で、もっともゆがみを作りやすいのは授乳ではないでしょうか。
人間は元々、同じ姿勢を長時間続けるのは得意ではありません。
毎日の授乳のときには、赤ちゃんをだっこして長時間じっとしていなければいけません。その時に、横座りになっていたり、背中を丸くしたりしていると、骨盤のねじれや開きの大きな原因になってしまいます。
なるべく背もたれのあるところで、ねじれのない楽な姿勢をキープできるように工夫してください。授乳用クッションなども上手に利用してくださいね。
椅子に座るのであれば、しっかりと深く座って骨盤を立てましょう。
床に座るのであれば、正座、もしくはあぐらが良いでしょう。
こんな素敵なグッズも是非利用したいですね〜
産後の骨盤メンテナンスコース