続・はたして正座は体に善いのか悪いのか。

google検索で、うちのブログに辿り着いてしまう方が多いようで申し訳ありません。

お詫びの代わりにもう少しだけ踏み込んで書かせていただきますね。

 

正座が足の形が悪くなるとされている原因の一つとして

膝下に内旋の力が加わるからではないかと思います。

 

簡単に言うとすねの部分が内側に捻られるんですね。

そうすると、いわゆる膝下O脚といわれる状態になる可能性があります。

まあこれも正座の頻度によっても変わると思うのですが。

 

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スジの一本通ったヤツ

だったのですが、うちのガイコツ君。


本日見事に脊柱に通っていた固ーい鉄芯の摘出手術に成功しまして、はいこの通り。

うははは、楽しい。

 

さらには

何たるゆるさ。


 

よい子のみんなはこんな姿勢マネしちゃいけないぞ。


背骨の後屈

以前の記事続・前屈と後屈にコメントをいただきまして、実際に骨格だけの問題ならどこまでいけるのか試してみました。


 

やはり胸部はあまり反れてませんね。背中から触れる棘突起という部分が上下で当たってしまうと限界です。

 

骨もそうですけど椎間板の柔軟性も大切なんでしょうね。若者に任せようその辺は。


ため息を『は〜〜〜〜〜〜』から『ふぅ〜〜〜〜〜』にしてみようぜ

 「ため息の数だけ幸せが逃げていく」などと巷では申しております。しかし、そんなため息の多い貴方に朗報が!


 いつもついてしまうため息を『は〜〜〜〜』から『ふぅ〜〜〜〜〜』にしてみましょう。やることはいたってシンプル、口角をだらんと下げて開いたくちびるをきゅっととじてタコのようにしてください。


 はい、ここで一発ため息をしてみましょう。『ふぅ〜〜〜〜〜』っとゆっくり息を吐きます。すると、いかがでしょう?おなかに力がはいって腹筋が固くなってるのわかりますか?


 くちびるを閉じることによって出口が狭くなり、息を吐くのに今までより腹筋を使わなければいけないのです。特に使われるのが腹横筋といって横方向に伸びる腹筋です。


 この腹横筋は腹圧を高めるために使われるのですが、いわゆる腹式呼吸をおこなう時に使われる筋肉です。さらにはコルセットの代わりをしてくれて腰の保護にも役立ってくれる重要な筋肉です。この腹横筋が弱いと腰痛を起こしやすいということですね。

 

 もう勘のいい方ならピンときているはず。数年前に流行っていたロングブレスダイエット、まさにこれですね。息を長く吐くだけで痩せちゃいますよとブームになったあれです。


 そうですみなさん、ため息を吐く時に、くちびるをきゅっとつぼめるだけで、なんとウエストもきゅっと引き締まったナイスバディになってしまうのです。その結果、体幹が鍛えられ腰痛にもなりにくくなるという素晴らしさ!


 そもそもため息とは、息を吐くことにより副交感神経の働きを活発にし、緊張した心身をリラックス状態にするために、脳みそが行わせているのです。ですから、無理にやめる必要などないのですよ。


 さあ皆さん、災い転じて福となす。どんどんため息を『ふぅ〜〜〜〜』っと吹いて。健康でナイスバディになっちゃいましょう。


 


ゴルフ肘

10年くらい前はゴルフで肘を痛めたという患者さんたくさんいらしてたのですが、

そういえば最近は少ないなと。

 

久しぶりにゴルフ肘でお悩みのかたが来院されまして

お話を伺ったところ

ゴルフで肘を痛めて整骨院で鍼を打ってもらっていたが、数ヶ月通ってもいっこうに改善されず匙を投げられ整形外科へ行くように言われたとのこと。

整形外科では『ゴルフで痛めたから「ゴルフ肘」ね。』とのこと。ある意味清々しい、こういう先生好きです。

 

内心これはちょっと手強いのかなと思いつつ

体のチェックをしていくと

肩腕はもちろんなんですが、背中から腰からつま先まですべての筋肉がガチガチでした。

これじゃ肘だけ鍼打っても効かないでしょう。

ご本人は身長は180センチを超えて筋肉質、絶対にケンカしたくない体型。

でも操体法なら大丈夫、どんなに大きな人だって関係ありません。

バランスを見ながら全身の筋肉をゆるめていくと

あら不思議、肘の痛みがとれてきました。

今回は足の指からの連動が効きました。

スイングのときの踏み込み方も影響してたのでしょう。

 

今回特に興味深かったのは「グリップの握りを直されたら肘が痛くなった」というところでして、握りが変わったことによってインパクト前に手首が返ってしまって、ねじれた肘にものすごい衝撃がかかったことが直接の原因だったのではと思います。

スイングの軌道と肘関節の方向にブレが出ちゃったんでしょうね。

 

私はゴルフはやりませんが、腕の関節技が大好きなのでどうやったら壊せるかは詳しいんですよ、フフフのフ。

 

 


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腓骨筋

長腓骨筋
長腓骨筋
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ストレッチと操体法

ストレッチと操体法どう違うんですか?

なんて良く聞かれます。

 

当院で操体法を受けている方の中にも

ストレッチだと思ってる方いっぱいいらっしゃいまして

わたしも質問されなければ、あえて説明もしないのでわからないと思います。

 

まずストレッチをWikipediaで調べてみました。

 

“スポーツや医療の分野においてストレッチstretching)とは、 体のある筋肉を良好な状態にする目的でその筋肉を引っ張って伸ばすことをいう。筋肉の柔軟性を高め関節可動域を広げるほか、いろいろなメリットをもたらす。”

 

とのこと。

 

あ、もしかして操体法も載ってるのかなと調べてみたら

ありました。Wikipediaに。

 

初期の理論では、客観的に骨格構造を観察して、運動系の歪みを修正(治療)することを主題としているのが特徴。その後、客観的な見方を離れ、個々人の内部感覚(快・不快)にもとづいて、生体のフィードバック機能を洗練させることが重要であることをより強調する形になった。現在では、より質の高い快適感覚を「からだ」に聞き分け、味わうという感覚分析をするようになってきている。

 

わかりました?読んで頂いてわかった人はすごいと思います。

多分自分で体の歪み直せると思います。

 

 

ではいつも通りの、ざっくりとした説明いきますよ。

 

ストレッチが筋肉を引っぱって伸ばすのに対して

 

操体法は筋肉に力を入れることによってゆるめるのです。

 

  • 『快・不快』の感覚
  • 筋肉の反射
  • 筋肉の連動

これらを利用してるのですね。

やっぱりわからない?

それでもいいのです、大切なのは気持ちよいかどうか。

自己の感覚を指針にする療法って他に類を見ないと思いませんか?

 

ただストレッチもすごい勢いで日々進化しており

操体法もいろんな先生がいろんな方向に進化させつづけておりますので

操体法との境もかなり曖昧になりつつあります。


 


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続・前屈と後屈 

前回『前屈と後屈』のつづきです。

 

今度は後屈です。

 

図を見ていただくとわかるように

前弯している首の部分と腰の部分が

後ろにそることができます。

 

の部分は『後弯』してますので

後にはそれない構造になってますね。

 

これ簡単にそれてしまうと

心臓とかとか肋骨の中にかくされてる

大切な臓器がつぶれてしまうので

わざわざそれないようになっているのですね。

 

だから無理に胸をそらそうとすると

ストップがかかってしまい

それ以上それなくなります。

 

実際に後ろにそれるのは腰と首の部分ということです。

 

首の関節は前後の動きはほとんど上部の関節でおこなわれていますので

下の方はあまりそれません。

 

そして、前屈の時活躍した股関節ですがこれも後ろにはたいしてそれません。

 

その代わりに役に立ってくれるのが『膝』です。

関節の向きが股関節とは反対向きですよね。

 

膝を伸ばして腰だけでそらそうとしても

あまりそれませんが

足首から膝と腰を上手く使って大きく弧の字を描くようにすると

無理なくそれるようになります。

 

胸は逆に少し丸くなった状態をキープした方が楽だと思います。

 

 

さ、みなさんやってみましょう〜〜〜

と言いたいところなのですが、

これは下手すると腰痛めることもありますので

無理せずゆっくりとやってくださいね。

あくまでも気持ちよい範囲で。


 

前屈と後屈では背骨の使ってる場所が違うぞ、というのおわかりいただけたでしょうか?

 

 

 追記

実際に骨格模型でどのくらい後ろに反れるか試してみました。

背骨の後屈

 

 

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前屈と後屈

皆さん、前屈後屈やってますか〜?

まあ普通はあまりやらないとおもいます。

 

 きょうはめずらしく背骨の話です。

カイロプラクティックメンテナンスのくせにあまり背骨の話しません。



さて今日の問題です。

前屈後屈はいったい体のどこ部分でやっているでしょうか?


前屈も後屈も『腰』とこたえる方多いと思います。

でもちょっと違うのです。



まず人間の背骨、前後にカーブしているのご存知でしょうか?


前に向かって弓なりになっている部分を『前弯』

逆に後ろに向かって弓なりの部分を『後弯』

と言います。


絵を見ていただくとわかるように

首の部分は『前弯』

胸の部分は『後弯』

腰の部分は『前弯』しています。


これを『生理的弯曲』と言います。

弯曲しているのが普通の状態ということです。


この弯曲をそのまま弓だと思ってください。

前後に曲げてみます。


たとえば『前弯』している首の部分

後ろにはぐにゃりと曲がりそうだけど

前には行かなそうでしょ?

弓だったらポッキリ折れてますよね。


逆に『後弯』している胸の部分

前には曲がるけど後ろには行かなそうですよね。


腰も『前弯』なので首と一緒ですね。



このように背骨の中でも前後に曲げやすい部分と言うのは別れているのです。






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耳の こり

耳ってこりますよね。

何でこるのでしょうか?

 

そうなんですよ、耳のまわりにも

地味に筋肉がついているのです。

 

小学生の頃、クラスメイトに耳を動かせるヤツがいました。

うらやましくてさんざん練習しましたが、

結局、習得にはいたりませんでした。

 

そのクラスメイトは耳の筋肉が発達してたんですねきっと。

 

この耳介筋と呼ばれる筋肉たちですが

特に働きはないとされてます。

 

まだ私たちが耳を動かせていたころの名残なんですね。

つまり動かせない私は新人類だったと。

 

でもこるんですよこいつら、厄介なことに。

 

という訳でたまにはストレッチしてあげましょう。

耳たぶをやさしくつまんで上下左右に軽く引っぱってみましょう。

気持ちいい方向が発見できたらそのまましばらく味わってください。

満足したらまた別の気持ちいい方向を探して味わってください。

仕上げに真横に引っぱります。

耳なし芳一の気持ちを味わいながら。

 

 

この役に立ってない筋肉たちですが

起始部が皮膚(正確には筋膜とか腱膜)にくっついていますので

お肌のたるみには関係してくるのではないかと思われます。





にんげんは4本足

いつもブログ読んでいただきましてありがとうございます。

ちょっと視線を画面からお手元の方へ動かしてみてください。


手だと思ったでしょ、でもそれ前足ですから。


人間は2足歩行の動物なんていばってますけど

赤ちゃん思い出してください。

はいはいでしょ?

4歩足ですごいスピードで移動するでしょ?


そうなんですよ人間も4本足の動物なのです。

練習によって2本足で立って動けるようになっただけなんですよ。


で、何が言いたかったかというと

人間が二本足で歩けるようになったのって

つい最近のことでして、

骨格自体は4本足時代からさほど進化してないってことなんですよ。


普通に立っているだけでも

股関節も肩関節もねじりが入った状態なのです。

だから立ってて疲れるのは当たり前で

疲れて背中丸くなってくるのって

4本足に戻ろうとしてるんですよ〜


最近、両手にストックを持ってウオーキングされる方が増えてますよね

あれは実は前足長くして4本足で歩いてるってことなんです。

だから楽なんですね。



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オスグッドのセルフケア その4

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オスグッドのセルフケア その3

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オスグッドのセルフケア その2

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オスグッドのセルフケア その1

オスグッドと診断されたバスケ部の中学生が最近治療に見えてるのですが

部活でエネルギー使い果たしてしまうらしく
施術中に爆睡してしまうので
気持ちよく寝ているところを叩き起こして説明するのも忍びないので
ここにまとめておきますね。

オスグッド・シュラッター病は成長痛などともいわれますが、
バレーボールとかバスケとか飛んだり跳ねたりする運動をしている中高生に多く見られます。
成長期と膝への過負荷が重なった時に起きやすいということですね。
 
運動をしていなくても常に膝を伸ばして立ったり歩いたりするクセがある、なんていうのも原因になりかねないです。
あと、仰向けで寝ている時につま先がピンと伸びてるヒトも要注意ですね。

症状としては膝のお皿の下あたりの痛みなのですが、
どうしてそこに痛みが出るかというと、
膝のお皿と膝下の骨を腱や靭帯で繋いでいる部分が過度に引っぱられることによって、
はがれそうになっちゃうのです。
その時に炎症が起きて痛みが出ます。

体はそれに対応すべく補強のため骨を作って盛ってきます。
そうするとそこが出っ張ってとんがってきますので
ぶつかった時にまた痛かったりします。

一番の正解は部活を休むことなのですが、
同年代の娘を持っている私としてはそんな青春を否定するようなことはいえません。


じゃあどうしましょうかというと

1.部活をしていない時に全力で休ませる。
2.膝に負担をかけない動き方を覚える。

ですね。
いたって普通。
もちろん栄養と睡眠をしっかり取るのが前提ですからね。

一旦ここまでで、まだまだ続きます。


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脊椎側彎症について

脊椎側弯症は大きく別けて 

『機能性側弯』と『構築性側弯』にわけられます。

 

機能性側弯は姿勢や動作のクセからくる

からだのバランスの不均衡などから起因するものです。 

機能性側弯は当院でも多くの改善例があります。

 

構築性側弯には 

先天的なもの、他の病気に起因するもの、成長期に突発的に発生するもの等、 

様々なものがあります。

 

これらは専門の病院で診察を受けなければ判断ができません。 

まずは検査を受けられる事をおすすめします。

 

構築性側弯は骨格自体に大きな変形が見られるものに関しましては

当院で骨格自体の形状をもとに戻すことはできません。

 

しかし、脊柱や肋骨の関節の可動性を取り戻し、胸郭が自然に動かせる状態にしてあげることで

それに伴う痛みや不快感は軽減させたり、動きにくさを改善させる事は可能です。

 

胸椎と肋骨の関節一つ一つに対して、柔らかい刺激を加えながらゆっくり動かしてあげることで

胸郭全体の自然な動きを取り戻します。

脊柱全体の前後のカーブが整ってくると左右へのねじれは減少してきます。

 

また、同時に発症の原因と考えられる手足の関節のゆるみ、ゆがみも整えることが大切です。

 

 

成長期の進行中の側弯症に関しましては、

当院の施術と並行して

医療機関での定期的な検査も行ってください。