操体法教室日記02

「楽になるなら手段は選ばぬ」でおなじみの土屋整体院 操体法教室、今回は『正拳突きの巻』です。

肩や背中の痛みも楽になってきたということで
では次の段階に進みましょうとなりました。

生徒さん1号(以下Gさん)基本インドア派、やはり絶対的な運動が足りてません。
ちょっと筋トレみたいな事をやりましょうかーと言う話に。

せっかく良くなってきた肩の痛みが筋トレでぶり返すのも嫌だな
負荷は弱くていいので回数をやってほしいな
飽きずに続けられて、ストレス解消にもなって、どこでもできますと

そんな都合のいい筋トレがあるわけな・・・・
ありました。
正拳突き。

早速、Gさんに打診してみたところ
二つ返事で決定いたしました。


格闘技も武術も大好きだけど未経験ということですので
基本的な立ち方から構えから
私の確認の意味も含めてじっくりとやりました。

正拳突きも、ものすごく大雑把にわけると
「内角にえぐり込むように突くべし」でおなじみのボクシング系と
「大地の力を拳に伝える」拳法系
のふたつに分けられます。
どちらもかっこいいです。
大きな違いはコブシが内側と外側どちら方向にねじりが加わるかと言うところ。

今回はもともと内側へのねじりで肩関節に痛みが出ていましたので
逆のねじりの拳法系を選びました。
『痛くない方に動かす』
これも操体法の基本ですから。


「大地の力を拳に伝える」

とか言っちゃうと、ちょっと痛々しいと思われるかもしれませんが
そんな事はありません。

これ決して大げさでもないし
現代の奇病とされている厨二病でもないんですよ。

軸足の裏と地面との間のに起こる摩擦
この反発力を全身の筋肉を連動させて拳まで伝える
ということなのです。

そもそも私たちが立って行う動作は全て
大地を蹴ることからはじまっているのです。

操体法ではつま先からの連動をよく使うのですが
こう考えれば至極当たり前の事なんですよね。

長くなりましたので続く。