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続・はたして正座は体に善いのか悪いのか。

google検索で、うちのブログに辿り着いてしまう方が多いようで申し訳ありません。

お詫びの代わりにもう少しだけ踏み込んで書かせていただきますね。

 

正座が足の形が悪くなるとされている原因の一つとして

膝下に内旋の力が加わるからではないかと思います。

 

簡単に言うとすねの部分が内側に捻られるんですね。

そうすると、いわゆる膝下O脚といわれる状態になる可能性があります。

まあこれも正座の頻度によっても変わると思うのですが。

 

 

 

よく「足の裏を重ねて正座してはいけない。」という表現を見るのですが、

足の裏を重ねることが悪いというよりは、

足の裏を重ねた時にかかとが外に倒れることによって膝下が捻られるっていうことなのではないかと推測します。

 

ですから、そういった意味では足の裏を重ねても、かかとが外に倒れなければ良いのではないでしょうかね。

ただ、重ねる足の上下がいつも同じだったら足関節に左右差が出てしまいそうなので、

定期的に入れ替えると良いのでは。

正座最大の問題である、血流の悪化によるしびれの緩和にもなりそうですし。

 

 

もう一つ、これ大事です。

正座の際に骨盤が垂直に立っている時と後ろに倒れている時では、

太ももにかかるねじれの力が逆になるということです。

 

骨盤が立っている時は太ももには内側にねじれる力『内旋』の力が加わります。

その逆に骨盤が後ろに倒れている時には外側にねじれる力『外旋』の力が加わります。

 

つまり、骨盤が後ろに倒れている状態で、かかとが外を向く正座をすると、

膝上では外旋、膝下では内旋の逆方向の力が加わるってことです。

そりゃ膝も壊れます。皆様くれぐれもご注意くださいね。

 

 

私が適度な正座を推奨するのは、あくまでも皆さんが正しく正座することが前提ですので、その辺誤解なきよう。

 

ぶっちゃけますと、私、良い姿勢も悪い姿勢も無いと思っておるのですよ。

その姿勢をするには何か理由があるわけで、その姿勢だから休まっている部分がどこかにあるんですよね。

どんなにバランスよくしていても、重力方向に体の長軸をあわせ続けるのは負担がかからないわけが無いのです。

ですから交代交代で体のいろんなところを休ませる必要があるんです。

その交代がうまくいかなくなってしまうことが問題だと思うのですよね。

 

話がちょっと逸れますけど、この交代を邪魔するのが自我とかエゴとか顕在意識と呼ばれている脳の働きの部分なのです。

体の注意信号のボリュームを下げちゃうのですよね、特に楽しいことやっているときに多いです。

 

 

まあでも正座もうまく利用すれば、O脚やX脚の矯正エクササイズにはなりそうですね。

これに関しては私はまだ検証していないので、やる場合は皆様自己責任でお願いいたします。

 

面白そうなのでご協力はいくらでもいたしますから、モニターやりたいという方はご連絡ください。

一緒にあれやこれやと楽しみましょう〜。