オスグッドのセルフケア その2

前回のオスグッドのセルフケアのつづきです。


1.部活をしていない時に全力で休ませる。
2.膝に負担をかけない動き方を覚える。

でしたね。
普通過ぎてすみません。
当院の施術にひねりはありません。


1.部活をしていない時に全力で休ませる。

からいってみましょう。

まず練習直後は膝関節は熱を持ってると思います。
『冷やす』です。
できれば氷嚢などでがっつりとアイシングが好ましいです。

逆に膝のお皿を引っぱっている太股の筋肉は
熱を持っていなければほどよく温めてください。
お風呂にゆっくりつかってもらうのも善しです。


あとは実際に筋肉を緩める操作に移りましょう。

一般的にストレッチが良いと言われていますが
やり方によっては痛みを悪化させてしまうこともありますので
ご注意ください。

当院では操体法を用いて筋肉を弛緩させていきます。

ジャンプ動作で痛めるということは
太股の裏と表の両方の筋肉が緊張しているので
両方ゆるめてあげなければいけないのですが
この時の順番が大事です。

膝を曲げる方向と伸ばす方向どちらから始めましょう?

正解は膝を曲げる方向ですね。
この時、ももの表側(正面側)の筋肉が解放されます。
ただしはじめっから思い切りやっちゃダメですよ。
あくまでも痛くない程度の力です。

膝曲げは直角くらいで十分です。
実際に筋肉を引っぱって伸ばすと言うよりは
反対の動きをする筋肉に力を入れることにより
体の反射を利用して緊張した筋肉をゆるめるということをやってあげます。




では実際の動作やってみましょう〜〜。

まず第1の操法
タイトルクリックするとイラストも出てきます。

仰向けに寝てリラックスします。
そのまま御就寝の場合もありますがそれはそれでゆっくり眠ってください。
つづきは次の朝起きたらやってくださいね。

ゆるめたい方の膝を直角くらいに曲げます。
できれば裸足が好ましいです、足裏が滑らない方がやりやすいので。

まずふくらはぎと足裏の筋肉をゆるめておきましょう。

つま先を軽くあげます。
かかとをゆっくりと床に沈め込むように力を入れていきます。
くれぐれもゆっくりとやってください。

この時、すねがつりそうな気がしたらつま先あげ過ぎなのでちょっと戻しましょう。
徐々に踵に力を入れていって自分が「きもちいいな〜〜〜」と思ったところでストップして
その気持ちよさをしばらく味わってください。
時間はお好みですが長過ぎても疲れますので数秒と言ったところで。
これを数回繰り返します。

ふくらはぎの筋肉も一部は膝関節をまたいで膝上の骨についていますので
膝の曲げ伸ばしに影響します。
足裏の筋肉もふくらはぎの筋肉に連動して動きますので
もちろん関係するのです。

まあ関係しない筋肉と言うのは無いのですが、
使える筋肉を全部使えてないので
一部の筋肉に負担が集中するといったことが起こるのですね。


これだけです。いたって簡単です。
ポイントはあくまでも力は弱くゆっくりと。
その気持ちよさを腰、背中、肩となるべく遠くまで伝えられるように感じ取ってください。


さらに続きますよー。